Revacscularization、根未完成歯の歯髄再生

歯科臨床十人会(ドクターの研修会)が中野サンプラザで行われました

歯根未完成歯の治療について発表してきました。(院長、各務篤彦)

発表タイトル
「revascularization(REPs)再生歯内治療」  について発表しました。

永久歯は乳歯と交換して萌出してきます。(6歳~13歳)
この時期に放出した永久歯はは歯の頭は完成していますが、根は完成していません。
この未完成の時期になんらかの原因で歯が死んでしまうと歯の成長が止まってしまいます。
成長が止まると、その歯は非常に弱く歯が破折することもあります。

根未完成の歯の治療は非常に難しく、水酸カルイウムを入れ経過を診る治療がされます。

近年、リバスクアリゼーション(歯内再生治療)が報告されています。
成功率はまだ高くないですが、死んだ歯の神経を再生することで、未完成の根が成長する方法です。

死んだ神経を再生させる方法

REPsを行ううえで重要なファクター

  • 間葉系幹細胞(MSC)  幹細胞が分化して組織再生を期待
  • 増殖するための足場(scaffold)  象牙質と血餅
  • 成長因子

まだ成功率の低い方法です。
根未完成の歯が何らかの原因で失活した場合は、先生とご両親がよく相談して方法を選んでいただければよいと思います。

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